このアンプは、１９７５年頃にマルチチャンネルアンプ用として、YL社のホーンスピーカ用に作ったものを、２００１年春に改造してみたものです。
元は普通の１２AX7のSRPPで６GA４をドライブするものでしたが、SRPPのプレート電源を６GA４のプレートから取り、PG帰還をかけた方式に改造してみました。
回路図
この様な回路構成では、SRPP段の上下の平衡はたもてません。オシロで見ながら、上の球のカソード抵抗をかえ、上下のクリップがなるべく揃うようにした結果が、４Kオームでした。出力約３W、歪は１Khrz、１Wで１．４パーセント位ですが、オーバーオールNFなしで、DFが３程度得られるのは、PG帰還による出力管のインピーダンス低下の効果だと思います。音は、ただのSRPPドライブよりいいと感じたのは、贔屓目でしょうか。
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